魅せる職人・的場均騎手。

 

私が好きな競馬騎手は「的場均」騎手です。
的場騎手に惹かれるようになったのは、「ライスシャワー」とのコンビで「ミホノブルボン」の3冠を阻止した1992年の菊花賞からです。

 

このレースで的場騎手とライスシャワーは、圧倒的な強さと人気で三冠に王手をかけた強馬ミホノブルボンを最終第4コーナー・残り100mで見事に追い抜き、あざ笑うかのような勝利を収めました。

このレースは圧巻でした。

 

ミホノブルボンを打ち負かした衝撃以上に、的場騎手がいかにレースの流れを読み切り、仕掛け所を見極めたかという「職人の仕事」に圧倒されました。

そしてそれは、的場騎手がいかにライスシャワーの脚質を知り、どのようにレースに活かせば良いのか完璧に把握し、文字通り「人馬一体」になっていたことも意味していました。

 

的場騎手とライスシャワーは、翌1993年の天皇賞・春でも「メジロマックイーン」に勝利し、同時にマックイーンに望まれていた「天皇賞・春3連覇」という大きな挑戦を打ち破ります。

菊花賞に続き、再び強馬と、そこに望まれていた記録を打ち負かすことになりました。

 

以降、的場騎手とライスシャワーは「関東の刺客」と呼ばれ、ややヒール的な印象が広まったようにも思います。

ですが、見る人は見ている訳で「業師」「仕事人」というような「魅せる職人」として呼ばれるようにもなります。

 

また、的場騎手は非常に馬を思いやる騎手としても知られています。

馬に余計な負担がかかるからと、たとえG1レースで勝利してもウイニングランやガッツポーズを決してしませんでした。

的場騎手がガッツポーズをしないので、勘違いして「差し切った!勝った!」と思ってしまった騎手もいます(笑)

 

また、的場騎手はレースを終えた馬を思いやり、厩舎を訪ね自分が騎乗した馬の具合を思いやって回ったという話も有名です。
私は、職人としての技と、馬への思いやりと優しさを持った的場騎手にとても魅せられました。

 

エルコンドルパサー 新馬戦 『直線全馬ごぼう抜き7馬身!』

 

 

 

(画像出典:ウィキペディア)

 

的場 均(まとば ひとし)

1957年3月25日

北海道新冠郡新冠町出身

日本中央競馬会 (JRA) 所属の元騎手、現在は調教師