史上最強のペアと言えるのが安藤勝己騎手とダイワスカーレットのコンビでしょう。

 

私が史上最強の騎手と馬のコンビだと思っているのが、「安藤勝己」騎手と「ダイワスカーレット」のコンビです。

 

安藤勝己騎手と言えば、先日引退した笠松競馬出身で中央に転身した現在の地方のトップジョッキーが中央へ移籍して活躍している先駆者と言われている誰もが知っているジョッキーです。
中央競馬でも数々の名勝負を演じてきていますが、なかでもダイワスカーレットとのコンビは最強、史上最強だったと思っています。

 

ダイワスカーレットといえば、名牝と呼ばれた「ウォッカ」と同期でありながら、生涯で12戦8勝2着4回と一度も連を外していないのです。
でもあまりにも府中でのG1の勝ちっぷりが印象的だったウォッカと比べると人気や賞という意味ではダイワスカーレットは目立たなかったのですが、私的にはむしろウォッカ以上の力があってたまたま評価が実力以下になってしまった不運な名牝だったと思います。

 

その先駆者安藤勝己騎手とダイワスカーレットのコンビを初めて見たのは、デビュー2戦目の報知杯中京2歳Sでした。
そこで当時牡馬クラシックの本命とも言われていた「アドマイヤオーラ」がいたのですが、先行したダイワスカーレットを追いかけるアドマイヤオーラ、抜かせそうでぬかせない否、ぬけないのを見て、「これは強い馬だ!」と思ったものです。

 

それから安藤勝己騎手とダイワスカーレットのコンビは、怪我などもありながら、輝かしい成績を残していくのですが、そしてこのコンビの力を一番感じたのは、引退レースとなった2回目の有馬記念。

 

メイショウサムソン」や「スクリーンヒーロー」など牡馬のG1馬たちがダイワスカーレットを追いかけプレッシャーを掛けては、ことごとく押しのけ、アンカツさんの誘導ですいすいっと勝ってしまうのです。

牡馬のG1馬たちをこんなにもコテンパンにした牝馬は、後にも先にも安藤勝己騎手とダイワスカーレットしかいないです。

 

安藤勝己騎手とダイワスカーレットのコンビを続けた松田国英調教師の存在も大きかったと思いますが、そのおかげで、この最強コンビを馬が引退するまで見れました。
それくらい見れてよかったと思える最強のコンビでした。

 

安藤勝己

 

 

 

 

地方競馬から中央へ来た安藤勝巳騎手

 

 

私が生まれる前から地方笠松競馬で活躍されていた「安藤勝巳」騎手が先日引退されましたが、地方中央関係なしにすばらしい活躍をされました。

私が競馬を知ったのは数年前なので、正直それまでの活躍というのは知りませんが、地方競馬から中央競馬に移籍した最初の人ということは知っていました。

 

一番印象に残ったのは「ウインバリアシオン」に騎乗した一昨年の菊花賞でした。

三冠がかかる「オルフェーヴル」の対抗馬として注目されていてどのような騎乗でオルフェーヴルを負かしに行くのかなと思ってみていると、シンガリからの競馬を選択していたので本当に驚いてしまいました。

中段からレースを進める本命に対して、シンガリから進めるというのは凄い発想だなと思ってしまいました。

負けはしましたが、腹をくくった騎乗というものは他の騎手にはないのもがありました。

 

安藤騎手というと一番有名なのは「風車鞭」です。

鞭を打つときに腕を風車のように回転させて馬を鼓舞するのですが、その時の姿が個人的にはとてもかっこよく見えてしまいます。

 

今のJRA騎手で風車鞭を使う騎手がいなくなるというのも淋しくなります。

安藤騎手というと逃げ先行というよりも追い込み騎手というイメージがついているのでより一層風車鞭が似合ってしまいます。

 

地方競馬のパイオニア的な存在の騎手が引退というのは残念ですが、お疲れ様でしたと言いたいです。

 

安藤勝己騎手引退記念 スペシャルトーク1

 


 

 

 

忘れられないのは、ライデンリーダーにのるアンカツさん

 

 

私の好きな騎手。

こういうテーマのときには、読んでいる人がおおっと思うような騎手を書くといいんでしょうけど。

今回は定番中の定番で行こうと思います。

 

ずばり、「アンカツ」さん。
騎手としても素晴らしい実績を残している人ですが、とにかく競馬に対する姿勢がものすごい前向きでしたね。

 

たしか笠松競馬からJRAに移ったのが、42才の時。

42才ですよ。

並みの騎手ならそろそろ現役引退を考えてもおかしくない時期に、JRAへ打って出る。

もちろんアンカツさんなりの勝算があってのことでしょうけど、その度胸たるやちょっとした冒険家並みです。

 

私は地元なこともあって、笠松時代からアンカツさんをずっと見てきました。

だからJRAへ行く時は、ついこっちも一緒になって戦う気持ちになりました。

たんなる1ファンなんですけど(笑)。

だけどアンカツさんはつねに地元のファンをすごい大切にしていらしたので、こちらとしても力が入ってしまいました。

 

そんな時に「ライデンリーダー」。

いやもう、アンカツとライデンリーダーは運命のペアですよ。

 

もちろんアンカツさんはたくさんの名馬にのっています。

ダイワスカーレット」、「キングカメハメハ」、「ブエナビスタ」。

 

それでもアンカツが馬の能力を最大限に引き出したのは、やはりライデンリーダーでしょう。

ライデンだからこそアンカツも、初めての中央であそこまで攻め込めたんじゃないかと。

 

JRAに移った当時は、アンカツさんとライデンリーダーは文字通り人馬一体といった感じでした。

あの力強く、美しい騎乗姿。

あれこそ競馬の醍醐味でしょう。

 

アンカツ引退セレモニー

 


 

(画像出典:ウィキペディア)

 

安藤 勝己(あんどう かつみ)

1960年3月28日

愛知県一宮市出身

日本中央競馬会 (JRA) 元騎手

栗東トレーニングセンター所属