地方競馬の雄・フリオーソ

 

私が好きな競走馬は「フリオーソ」です。

フリオーソはJRAの所属ではなく、地方の船橋競馬所属です。

 

一般的にJRAの馬と、地方競馬の馬では圧倒的にJRAの馬の方が強いとされています。

調教技術や馬産地のレベルアップでその格差は徐々に埋まりつつありますが、その差はまだまだ歴然としています。

そんな地方劣勢の中、JRA勢相手にGⅠを勝ったのがこのフリオーソです。

南関東ナンバー1調教師の川島正行調教師と、同じく南関東ナンバー1騎手の戸崎圭太騎手とのコンビで活躍しました。

まさに地方競馬代表という使命を背負ったフリオーソですが、交流GⅠを6勝する大活躍でした。

普段劣勢にある地方競馬出身の野武士がJRAのエリート馬たちを倒す様は、小市民の私には実に痛快でした。

その中でも印象に残っているのが2010年の帝王賞です。

このレースは1番人気「サクセスブロッケン」、2番人気「ヴァーミリアン」、3番人気「スマートファルコン」、4番人気「カネヒキリ」と、JRAの強豪馬がずらりと勢ぞろいしました。

そんな中フリオーソはそれに次ぐ5番人気でした。

 

しかし、終わってみれば好位から抜け出す横綱相撲で2馬身半差の快勝、地方のフリオーソここにありと存在感を示しました。

2012年まで長く活躍しましたが、ついにフリオーソも引退です。

フリオーソのような地方競馬からあらわれるスターというのは、過去の「ハイセイコー」や「オグリキャップ」のように爆発的な人気を誇る時があります。

これからの競馬界が活性化するためにも、新たなスターを心待ちにしています。

 

 

 

溢れ出る筋肉美 地方NO1ホース フリオーソ

 

 

2013年1月7日(月)船橋競馬8レース終了後には地方競馬を代表した偉大なる名馬「フリオーソ」の引退式が行われました。

鞍上には数々のレースを共にしてきた戸崎圭太騎手。

トレードマークのチェックの覆面姿でコースをゆっくりと周回する姿は、これから大きなレースを控えて返し馬をするかの様にも見えます。

 

私は仕事柄、遠出は出来ないので自宅でネット観戦。

地方が生んだこれほどの不世出の名馬の、最後の勇姿を目に焼き付けようと喰い入るように見つめました。

 

フリオーソの生涯成績は39戦11勝。内重賞9勝

JPN1競争17連対は日本記録。

生涯獲得賞金845,446,000円(中央含む)は地方所属馬歴代1位

 

ヴァーミリアン」、「カネヒキリ」、「サクセスブロッケン」、「スマートファルコン」・・・これら中央競馬の名馬たちとの死闘は、忘れられないものがあります。

 

中でも、2011年2月20日東京競馬場で行われたフェブラリーステークスG1は地方にフリオーソあり、と知らしめたレースです。

 

遠征苦手、芝スタート苦手とレース前の戦評は決して高いものではなかったです。

特に地方競馬にはない芝スタートは鬼門で、出遅れて終わりだろう、と地方ファンからも思われていたように、スタートで脚を滑らせたのか出遅れました。

 

これは好位追走型のフリオーソにとっては致命的なロスかと思われました。

 

最終コーナーを周った時も後から2,3頭目で追い込み型ではないフリオーソはもう馬券外と誰でもが思ったでしょう。
ところがメンバー中上がり最速の3F35・7と、まるで矢の様に駆け抜けました。が時すでに遅し、1着になったトランセンドに0.2秒差の2着。

出遅れがなければと誰もが思い、その隠れた実力に驚いた事でしょう。

 

調教施設が中央に比べ、格段に劣る地方競馬にあってなぜこれほどの馬が育ったのか、数万に一頭という奇跡なのか。

これから種牡馬になるフリオーソの子供が地方のトラックを駆け抜ける姿を、地方競馬大好きな私は一日でも早く見てみたい、と願ってやみません。

 

2011年 第60回 川崎記念(JPNⅠ)/ フリオーソ