グラスワンダー、ここぞと言う時の強さ

 

私が中学生だった頃、友人たち4~5名で競馬をテレビ観戦しました。
確か宝塚記念。

あの当時は「スペシャルウィーク」が全盛期だった頃です。

 

友人たちでどの競走馬が勝つか、予想してみました。
私は確かスペシャルウィークを1着に予想しました。

 

しかし、ある友人は「グラスワンダー」を予想しました。
他の友人たちもそれぞれ予想して、レースが始まりました。

 

そして、そのレースはグラスワンダーが優勝しました。
その時の記憶が鮮明に残っており、以後私もグラスワンダーを注目し始めました。

 

グラスワンダーは宝塚、有馬と、グランプリレースに実力を発揮していました。
他のGⅠレースではあまり存在感が無かったイメージでしたが、ここぞと言う時の強さが強烈でした。

 

私自身は、あの当時の代表馬はスペシャルウィークだと思っていました。
確か天皇賞、ジャパンカップなどは常に1着を取っていたと言う記憶があります。
そして、友人たちと見ていた宝塚記念の半年後、有馬記念がやってきました。

 

秋のGⅠレースで絶対的強さを誇っていたスペシャルウィーク。
そして、グランプリレースに強いグラスワンダー。
ここまで来たら、どちらが勝つか自分自身でワクワクしていました。

 

そして、その有馬記念は、「グラスワンダー」が優勝しました。
強かったスペシャルウィークは、どうしてもグランプリレースでは、グラスワンダーには勝てなかったと言う記憶が今でも残っています。

 

ここぞと言う時には本当に強い、グラスワンダーは素晴らしい競走馬だと思います。

 

 

 

衝撃の2歳馬 グラスワンダー

 

 

1997年に行われた朝日杯3歳ステークスで、無傷の4連勝で制覇したのが「グラスワンダー」です。

当時のレースレコードを更新する驚異的なタイムで他を圧倒した勝ち方で、人気を集めることになりました。

 

グラスワンダーの特徴は前足を高く上げる走行フォームにあります。

まるで自分の足を地面にたたきつけるように見えました。

 

グラスワンダーは外国で生まれた外国産馬であるために、日本ダービーなどのクラシック競走への出走権はありませんでした。

春先に故障を発生したのですが、クラシック競走とは元々無関係であったので、勝負は故障が治った秋以降という事になりました。

 

秋初戦の毎日王冠は、出場メンバーの豪華さという意味において今でも多くの人の記憶に残っているレースです。

悲劇の快速場「サイレンススズカ」と後の凱旋門賞2着場の「エルコンドルパサー」も出場していました。

 

このレースで休養明けのグラスワンダーは5着に敗れてしまいました。

サイレンススズカの影さえ踏むことが出来ない完敗でした。

 

次走も続けて凡走してしまったために、単に成長が早いだけの強さであったという風に見切りをつけた人も多くみられました。

しかし次走の有馬記念を制覇すると、翌年の有馬記念も連覇するという息の長い活躍を見せてくれました。

 

あの独特の走行フォームは、決して忘れることは出来ません。

 

1999 有馬記念 グラスワンダー