どの馬が一番強いのか

 

あまり競馬をしない人と競馬の話をすると、
どの馬が一番速いの?
というセリフが99%出てくる。
正直、それを聞かれると言葉につまる。
聞いた方としては、多分陸上競技のようにタイム的な面で聞きたいのだろうが、
競走馬はいつでもそのタイムで走れるわけではないからだ。

 

これが、
どの馬が一番強いの?
ならまだ答えようはある。
スポーツ新聞や専門誌がこぞってを付けるような馬は、まず馬券圏内に間違いなく入ると思われている馬だから、それを教えてあげるのが手っ取り早いからだ。

 

それでも相手がいてこその競争であるから、単勝オッズが120円とかダントツの一番人気に推されるような馬でも見る影もなく惨敗を喫することもありえるわけであり、それはそれとして受け入れるべき結果であることは言うまでもない。

 

さて、今一番強いのはどの馬か?
真っ先に名前が上がるべきなのは、昨年の年度代表馬に推された「ジェンティルドンナ」と一昨年のクラシック3冠馬にして昨年凱旋門賞2着の「オルフェーヴル」だろう。

 

2012年第32回ジャパンカップ(GI) / ジェンティルドンナ

 

 

 

第58回フォワ賞(GII) オルフェーヴル

 

 

この2頭と有馬記念を勝った「ゴールドシップ」で現役3強と言ってもいい。

 

2012 第73回菊花賞 ゴールドシップ(HD)

 

 

ジェンティルドンナ、オルフェーヴルは昨年ジャパンカップG1で直接対決を果たし、見事に前者が勝利を収め、年度代表馬を決定づけた。
が、着差はわずかであり、オルフェーヴルに若干不利があったレース展開でもあったので、再戦が待たれる所だが、ジェンティルドンナは現時点でドバイ遠征を表明しており、オルフェーヴルも昨年のリベンジを果たすべく再び凱旋門賞に参戦を表明、2頭の対決は秋のジャパンカップまで待たされそうな情勢だ。

 

ゴールドシップに関しては今年は国内に専念するようで、国内で中心に立つのは間違いなくこの馬だろう。

さて、この3頭に関しては所謂王道路線…天皇賞春、宝塚記念をハイライトとする国内中長距離のカテゴリにおいての「強い馬」というわけであるが、その他のカテゴリにも注目するべき馬はもちろんいる。

 

短距離路線の「ロードカナロア」。
春に苦杯を舐めさせられた女王カレンチャンにリベンジを果たし昨年スプリンターズSを勝ち、その勢いでかつて日本のどの馬も通用すらしなかった香港スプリントを初めて勝った馬である。
このカテゴリでこそ、「一番速い」馬という表現が最もふさわしいだろう。

 

香港スプリント ロードカナロア

 

 

海外遠征するジェンティルドンナ、オルフェーヴルは、その馬券を買って応援することはできなくても、レースの映像はインターネットが繋がるならライヴで見られる手段はあるし、海外の強敵を相手にどんなレースをするのか期待を込めて見る楽しみはあるし、
少なくとも春のG1戦線はゴールドシップやロードカナロアの動向を見守りながら馬券を買いつつ隠れた大物を探し出す楽しみを見出すのも面白いかもしれない。