三十路女の初めての競馬体験

 

30歳にもなると、大体のことをやり尽くす年齢だ。
遊園地もひと通り行ったことあるし、映画館もひとりで行けるようになる。
飲み屋で飲むのも日常茶飯事だ。

 

そこでただ飲むだけじゃなく、競馬しながら飲めるという、しかも勝てば飲み代がタダになるという、一石二鳥な「居酒屋=競馬場」へ行くことにした。
人生初である。

 

行ったのは「大井競馬場」。

 

入り口近くは綺麗で若者受けを狙っているのだろうが、奥に進むに連れて、ベージュやグレーのあせた色のジャンパーを着たおじさんたちが無言でテレビや新聞を見つめている。

 

これだ、この世界だ。
平日の昼間からこの人たちは何をしているのだろうか。仕事はどうした。

 

そんなことを思いながらまずは軽くビールを注文。
調子はどうだい?」なんておばちゃんが声かけてくれる。

威勢があるね~。
そしてビールをグビグビ。あぁ、お・い・し・い、、、。

 

つまみを探しながらうろうろ。もつ煮とかいいねー。
競馬場ってのは各競馬場ごとに名物グルメがあるらしい。
浦和はアジフライとか。
大井がなにかわからないけど、調べて競馬場B級グルメめぐりもいいかもしれない。

 

そして、馬を見に行こうよーと、パドックへ。
かわいい。お馬さんがいっぱいだ。
まるで動物園に来たような気持ちになる。
どんなことを考えながらあのお馬さんたちは走るのだろうか。
みんなあのお馬さんたちのお尻を見て、勝つか負けるか考えているかと思うと不思議な世界だなーとぷっと吹き出しそうになる。

 

わたしは賭け方はよくわからないが、あまり難しい賭け方をしなくても十分楽しめると思う。

新聞の見方もよくわからないし。
単勝、複勝、三連単、三連複、しかわからないけどそれで十分。
1着、2着、3着を順番どおりに当てるか、順番関係なく3着までに入る馬を当てるか、だけわかれば十分。

ボックスとかよくわかんない。

 

かける金額も100円とか、奮発して500円とか。
居酒屋として来ているから外れてもそんなに悔しくはない金額にしておいた。

 

初めて買う券売機も、初心者のわたしがなんなく買えた。
券の書き方は事前にJRAのHPを見ておいたので、それが良かったかな。
ただ券売機で後ろに人が待たれると、初心者なだけにドキドキ。

 

わかったフリしてオッズを見たりして、いよいよレースが始まった。
ドキドキする。
一生懸命走る自分が買った馬に向かって「がんばれー!」とビール片手に応援。
なにこれ、めちゃ楽しいやん。

 

食べたり、馬券勝ったり、レース見たりしてたらあっという間に時間が過ぎて、結局買ったり負けたりでとんとんくらいに終わり、楽しく過ごせた。

ただの居酒屋で座って飲んでるよりはずっと楽しいと思うよ。

 

大井競馬場のファンファーレ生演奏!