最強牝馬ヒシアマゾン

hisia最強牝馬論争はどの時代の競馬ファンの間でも白熱します。
世代によって挙げる牝馬もその理由もまちまち。

 

わたしは真っ先に「ヒシアマゾン」を挙げます。

 

ジェンティルドンナ」も全盛期のヒシアマゾンにはかなわないと確信しています。

 

ヒシアマゾンはアメリカ生まれの外国産馬。
当時のルールではクラシックレースに出られませんでした。
しかしクラシックレースに出ていたらあの奇跡のようなクリスタルカップはなかったでしょう。

 

ご覧になったことのない方は1994年のクリスタルCを検索してみてください。
ラスト1ハロンのヒシアマゾンの走りは、まさに他の馬が止まって見えるような速さです。

 

あの鬼のような末脚は後にも先にも見たことがありません。
黒鹿毛の馬体が追い込んでくる姿はあたかも弾丸のようでした。

 

次に彼女の代表レースだと言えるのが、その年の有馬記念。
いまでこそ3歳牝馬が古馬に混じって活躍することはありますが、当時は牡馬相手に対等に戦える牝馬はほとんどいませんでした。

 

しかもヒシアマゾンは美浦所属。ほとんどのG1を関西馬が勝っていた時期です。
重賞6連勝中にもかかわらず6番人気という低評価に甘んじます。

 

ところがそれを見返すように、ヒシアマゾンは「ナリタブライアン」の2着と健闘します。

 

競走成績は20勝10敗、主なG1勝ちは阪神3歳牝馬Sとエリザベス女王杯の2つですがこの成績だけでは測れない、記憶に残る名牝だったと言えます。

 

ヒシアマゾン 第45回 阪神3歳牝馬ステークス 1993年